妊娠中のタバコの害
妊娠への影響
ただでさえ身体に悪影響を及ぼしますが、特に妊婦の場合、さらに恐ろしい事態を招いてしまいます。くれぐれも妊娠中は控えるようにしましょう。
1.出生児の体重減少
ある妊婦に関する統計データによると、一日10本以下の喫煙をしている妊婦で、約100グラム。20以上の喫煙だと200グラムの低出生体重児の発生を示したと報告されています。
2.流産率・早産率の上昇
自然流産の原因の多くは胎児の染色体異常ですが、これを考慮した報告では、妊娠中の一日14本以上の喫煙で、流産率が約2倍になるそうです。
早産の可能性も、非喫煙者とくらべると喫煙者は1.4~1.5倍高いと報告されています。
3.常位胎盤早期剥離の発生
常位胎盤早期剥離の発生率は一般に約 0.4%と言われています。妊娠中毒症に関係するものが多いようですが、常位胎盤早期剥離の約40%ほどが何らかのかたちで喫煙に関係しているようです。
4.周産期死亡率の上昇
周産期死亡率は、非喫煙者とくらべると喫煙者は1.2~1.4倍高いと報告があります。
■男性の場合
精子への影響
アメリカの論文で、18歳の男性25人を対象に、精子を調べた報告があります。
喫煙者10人と非喫煙者15人の比較では、喫煙者のグループに精子の染色体異常が多く、総精子数、運動精子数、運動率は有意に低かったようです。
もし夫や職場などで、喫煙者がいた場合、受動喫煙によって、ニコチン・タールを摂取してしまう可能性がたかくなります。
副流煙の場合、主流煙に比べて、ニコチン濃度は3倍以上といわれています。
妊娠中のタバコの危険性
- 妊娠中の喫煙は常位胎盤早期剥離のリスクを高めます。
- 妊娠中期以後の喫煙は周産期死亡率を高めます。
妊娠した場合、タバコは妊婦だけでなく、胎児にも有害です。
自身の喫煙だけではなく、周囲の環境に理解を求め、喫煙の輪を広げて行きましょう。




